2冊は読めなかったか。残念。

 「作者と萌えが一緒だと、読者はなんて幸せなんだろう」をしみじみと噛み締める。好き好き大好き。中原一也さんの作品がすごく好きだ私。
 バディもの。攻が41歳のおっさんで、きゃんきゃん噛みついてくる受を「よしよし」受け止めたり甲斐甲斐しく世話を焼いちゃう包容力があって、ある一点を除いてどんなことにも動じない人間的度量の大きさが素敵すぎる。で、どんなものでも受と半分コするところがいいんだな。パピコとか雪見だいふくとか、半分コできるものを選んで買ってるところもポイント高し。きっと肉まんとか1個を半分に分けたものは、大きい半分のを迷わず受に差し出すんだよ。きゃんきゃん。おっさんなのにー(悶絶中)。そうして尽くされることを当然だと受け入れちゃう、年下なのに態度がデカい俺さまな受もお似合いでいいんだな(笑)。
 事件の真相&真犯人を主人公らに教えてあげたくなるけどあげられなくてじれじれしちゃうんだけど、その後を思うと……。攻が受のことを可愛くて可愛くて、とことん甘やかすシーンがあまりなくて残念。もし続編があったら、たっぷり濃厚にお願いします。何気にp.78辺りからの手に悪戯するシーンなぞも大好物です。ぽ。