今日の読み終わり

 中原作品てハズレが(ほとんど)なく、ストーリも楽しく面白く読み応えあって「買って読んでよかった」と思える満足できる話ばかりでとても好き。この話もそんな高値安定の中原クオリティを実感できる話だった。
 一匹狼な刑事×わけありげなカジノディーラー。こーいうフェロモンダダ漏れの野性味あふれるオヤジ描かせたら、本当に中原さんたら上手い。受の味覚障害に気づき知りながら食事に連れ回し、自分の旺盛な食いっぷりを見せ付ける攻!うおお。そんなんで互いに互いを意識し合い少しづつ色めいた感情を抱きつつもそれをどうやって恋愛方面にスライドさせるのか、ストレート同士がどうやって一線を越えるのかどうやって描かれるのか、わくわくしながら読んだら!そうくるか!きゃあきゃあ。ドラマティックでちょい感動した。素敵ーいやあ、よかったよかったよかった。そして受の味覚障害の設定って、絶対に最後のこの一文のためにあったに違いない。にやにや。
 物語もそうだけど、小山田あみさんのイラストがぴったりで素敵。最近またちょっと絵柄が変わったけど、変わってもいい!p.177のイラストが、すげー好き。